白馬グリーンスポーツの森、後編です!
アポロンはいい幕ですね、トンネルテントがこんなに格好いいとは夜の張り姿を撮ってみてあらためて気づかされました。
雨が降ったり止んだりと生憎の天気で星空を撮れなかったので、今回はいつも撮影時に意識していることをちょっと紹介します。
『星空写したいのにテントの灯りめっちゃ明るくてうまくいかねー!』ってなったことありませんか?私もキャンプデビューの頃はかなり苦戦したのですが、自分のテントを写すだけならこれは解消できます。
次の2枚を見比べてください。何が違うか気づきますか?
1枚目はルミエールランタンの灯のみ。2枚目の方はリビングスペースに吊ったルーメナー7が一番低い明るさで点いています。これが撮影に悪さをしています。
夜はただでさえ暗いのに、明るいランタンや光源を写すと暗いところと明るいところの差が大きくなってしまって、普通に写すと背景が黒つぶれという状態になってしまいます。2枚目の写真の背景は木々の色がわからないくらい暗くなりすぎています。
星空が暗くなったり、ランタンが白飛びしてしまうのはこの明暗差が関係しているんです。じゃあどうすりゃいいんだ!と言うことなのですが、極論を言うと「点いている灯りを全部消す」これに限ります。次の画像を見てください。
こちらは過去picですが、知人のスカイパイロット。幕内は全て照明を落とした状態で撮影させてもらいました。もちろん星が綺麗に目立つように空の部分の編集は入れていますが、テントよりも空の方が明らかに明るいのがわかっていただけると思います。全部灯りを消しても、設定さえちゃんとすればテントは綺麗に写ります。(ちなみに設定は、ISO3200、SS20、F1.4で撮影しています。)
続いてうちのアスガルド、軽井沢SGにて12月に撮影したときのものです。幕内のストーブですら強烈な灯りとなってしまうので、ストーブを撮影のために消し、光量の低いLEDランタンの昼光色(白っぽい色)でアスガルドの幕の緑色を出しています。
このランタンの明かりが強すぎてもダメで、明るさが調節できてしかも色温度が選べるランタンがあれば撮影が捗ることでしょう。
後は、テント内のランタンの位置は上に吊ってはダメです。ワンポールテントの場合ですと、ポールの中間か若干下のあたりにポールハンガーを使って吊るのがベストです。こうすると幕全体が均一に光ります。トップに吊ると蛍状態で、見栄えが良くありません。
ここまで書いておいてなんですが、周りのサイトの灯りはどうしようもありません(笑
画角に入らないようにするか、空いているサイトを選ぶしかないです。あと、そもそものキャンプ場選びですが、空の暗さは大都市圏との距離に比例しますので、山奥ほど星が綺麗なのはご存知の通りでしょう。でも、私の住む長野県は意外と空が明るいと言うのはまた別のお話で。
余談ですが、キャンプに関係なく私が撮った空の暗さBEST3は、
3位 乗鞍高原(長野県)
2位 みさと天文台(和歌山県)
1位 阿寒(北海道)
北海道は別次元でした。天の川くっきりすぎて震えたのは初めてでしたね。いつか北海道でもキャンプしてみたいものです。
各地の星空写真はインスタに載せてありますのでよければご覧下さい。
さて、私がガソリンランタンを持っていないのは、きっと出番が少なくなってしまうから。せっかく時間をかけてランタンを点けても星を撮る時間には絶対に消すからです。もちろん否定しているつもりは全くなく、キャンパーとしてガソリンランタンには憧れがあります。いつかは手に入れるかもしれませんが、メインランタンはきっとLEDのままでしょう。
そして、今回アポロンを撮るのにちょうど良い明るさだったのは、ルミエールのロウソクのようなわずかな灯り。この灯りを見ながら、いつかアポロンと星空を撮りたいなぁなんて妄想をつまみにウィスキーに興じるのでした。
翌朝、親の睡眠時間なんてお構いなしに子供たちは鶏よりも早く起きてきます。確か5時前だったような…。眠かったので簡単に肉を焼いてパンとスープだけの朝ごはんを。
アポロンの前室は狭いと言われていますが、思ったほどではありませんでした。大人4人ゆったりとするのは厳しいかなー、と言うレベルです。きっと子供たちとキャンプに行くのも中学校に入るまででしょうし問題ありません、何が言いたいかと言うとアポロン買う理由を探しているのです(笑
ユニのフィールドラックも3.5枚は並びました。レイアウトもしやすい広さ。
朝食を食べ終わると、早速虫取りに行く子供達。その間に父はコーヒーブレイクしながら撤収のスケジュールを頭の中で考えます。
子供たちに手伝いをさせたり、遊ばせたりしながら1時間半ほどで撤収完了。何気に頼んだら、息子がペグを全部抜いてくれたのにはちょっと驚きました。アポロンの撤収タイムは30分、設営ほどではないですがやはり時間がかかる。真夏にこれをやるのはちょっとしんどいなーと思いつつ、汗を流すため帰りに温泉に寄ることに決めました。
白馬にはいい温泉がたくさんありますが、帰り道に寄りやすかった『十郎の湯』へ。大きな湯ではありませんが、子供と一緒に湯を楽しむには十分すぎる温泉でした。娘も初めての温泉に大喜び!
そして、息子はちゃっかり「アイス食べたくなっちゃうよねー」と得意の間接的おねだり(笑
通り端に、『ソフトクリーム』ののぼりが立っているカフェを発見。『農家の手料理 農かふぇ白馬そだち』と言う雰囲気の良いお店でした。入ったときは貸し切り状態でしたが、帰る頃には常連さんたちで賑わっていました。
お目当てのソフトクリームを先に子供たちに食べさせた後は、私はスープカレー、子供達にはおにぎりセットを注文。野菜がゴロゴロ入っていて優しいお味!キャンプのこってりメニューの後なので余計に美味しかったですね。
お腹も満たされたところで帰路につきました。車に乗った瞬間、二人が寝てしまったのは言うまでもありません。
自粛明け3ヶ月ぶりのキャンプ、キャンプに行くときの意識として、今回は空いていましたが、混雑するキャンプ場はしばらく控えた方が良さそう。後は、キャンプ場に限らずですが、アウトドア遊びに行くときにはハンドソープやアルコールジェルはやはり持参が良いと感じました。
初めての3人キャンプということもあって今回は親子ともにいい経験になりました。
娘も幼稚園でキャンプの話を先生にするほど楽しかったらしく、やはり行ってよかったなと。
新しいキャンプとの付き合い方をしながらこれからも楽しみたいと思います!
それでは!