キャンパーの聖地で元旦キャンプ!【ふもとっぱら】後編

Marbo_z

2020年03月23日 16:34

ふもとっぱら〜聖地キャンプ〜後編です。

富士山と星空の写真が撮れたことに満足して、慌ただしかった1日目はいったん眠りにつきました。深夜を過ぎたころに鳴るアラーム、もう一つのイメージをおさめるべくまだ暗いうちにテントを出ます。ふもとっぱらには有名な鏡富士の撮影スポットがあり、写真家としては外せない場所。その場所には先客が静かに一人。軽く挨拶を交わして静寂の中で、ゆっくりとシャッターを切ります。
そして、モニターに写ったのはこの景色…




キャンプを始めて以来、いくつもの星空を撮ってきましたがこのショットは渾身の一撮。

揺らぐことのない鏡富士、それを包み込むような星空、宇宙の中心にいるような錯覚さえ覚えます。写真を撮るようになって10年、しかしキャンプを始めていなければこの景色を撮ることはなかったでしょう。


星たちとは別れの時、ブルーアワーが始まります。ご来光を見ようとする人たちが少しずつ集まってきました。


星空を撮り始めてから三時間、ついにご来光を拝むことができました!富士山から顔を出す太陽、その光芒が水面に浮かぶ流木にも映り込んで煌めいています。やっぱり富士山越しに見る朝日は特別な気がします。


夜中から続いた撮影を終えサイトに戻ると、テントや車に霜が降りて真っ白!雪こそありませんが、冬のキャンプらしい景色ですね。


さぁ!眠気を覚ますための朝食タイム!
我が家のバーナーはこれ一つ。ご存知SOTOのレギュレーターストーブ(ブラック)ですが、色々使いやすいようにカスタムしてあります。SOTOの風防、バーナーヘッド用風防(ダイソーのクッキー型)、バリスティクスのCB缶カバー、そしてシングルバーナーにぴったりのzafieldの五徳。風に弱いレギュレーターストーブもこれだけやれば冬のふもとっぱらでもバッチリ使えました。


時間をかけずにサラダとパンとウィンナー!食後のコーヒーはテントの中でゆっくりいただきます。


冷え切った体にコーヒーが染み込みます。これもやってみたかった、テントから見る富士山の構図!
ずーっと見ていられる光景にこのまま寝てしまいたい衝動にかられましたが、楽しかった聖地キャンプもここまで。

ふもとっぱらはそれまで行ったキャンプ場とは全く違う空間で、視界を遮るものは何もなく良い意味で富士山を見るためだけの場所でした。行くまではちょっと敷居が高いんじゃないかと(行ってからも感じましたが^^:)思っていましたが、そんなことも忘れるくらいただ景色を楽しむことができました。グルキャンしたり、ギアを展開したり、野営したり、星を撮ったり、朝日を眺めたり、たくさんいたキャンパーのそれぞれの楽しみ方がすごく刺激になるという意味でも行ってよかった。そしてまた必ず訪れたいと思います。

その時も再び、忘れられない最高の星空を。

関連記事